当院の機器は、色素の深さに応じた治療が出来るようになっており、あきらめていた頑固なシミに優れた効果を発揮します。
Qスイッチという超短時間に高エネルギー照射を行える機能も兼ね備えているため、部分以外の正常組織へのダメージを低減することもできます。
実際の治療を動画でご覧ください。
経過は随時更新
いわゆる「シミ」と呼ばれる日光性角化症(にっこうせいかっかしょう)は、1~2回の治療で驚くほどよく取れますので、是非一度体験してみてください。
従来型のNd-YAGレーザーでも、シミやホクロのメラニンの色や刺青の青色などによく反応する性質がありますが、当院の機器は、従来の1064nmという波長に加えて半波長の532nmでの出力も可能な機種となっており、このことによって色素の深さに応じた治療が出来るようになっています。加えて、Qスイッチという超短時間に高エネルギー照射を行える機能も兼ね備えているため、部分以外の正常組織へのダメージを低減する効果もあります。
治療回数は疾患によって異なります。日光性角化症と呼ばれるシミについては1~2回の治療で完了する事がほとんどですが、深い刺青やホクロの場合、一定以上の治療が必要となる事もあります。また、複数回の治療を行う場合、皮膚のダメージ回復を待つため2-3ヶ月の間隔をあける必要があります。
そもそもなぜレーザーを当てるとシミや刺青がとれるのでしょうか。レーザーには、その波長に応じて吸収されやすい色があり、レーザーのエネルギーを吸収した色素は高い熱を発生します。自らの発した熱によって色素は分解され、かさぶたのようになってはがれたり、体に吸収されたりします。そうした原理でシミや刺青がとれるのです。
レーザーも含めて、光は波のような性質をもっており、それぞれの光の波の大きさを「波長」と呼びます。波長が長い(波が大きい)光は、遠くまでまっすぐ届きやすく、波長が短いと反射・拡散しやすくなります。海や川で見られる波を想像するとわかりやすいでしょう。
大きい波は遠くまで届き、小さい波は手で簡単に打ち消す事ができるはずです。したがって、刺青やあざなど、深い部分に色素の存在するものに対しては1064nmの波長でないと届かないわけですが、角質の表面に近い部分にのみ色素が存在する日光性角化症などの「シミ」には532nmの短い波長の方が、いたずらに皮膚の深い部分にダメージを与えずにすむ訳です。
また、ごく短時間に強いエネルギーを照射できるQスイッチ機能のおかげで、治療したい部分をより厳密に絞る事ができるので、周辺組織へのダメージを少なくすることが出来ます。
Q.どんなシミでもレーザー治療は可能なのですか?
A.
シミやあざには、様々な種類があり、すべてがレーザーで治療できるというものではありません。例えば、老人性色素斑と呼ばれる紫外線の蓄積によってできるシミには、効果がありますが、主に女性ホルモンの影響によってできる肝斑とよばれるシミには、レーザーではなく、当院オリジナル 高濃度ビタミンC導入ケアや塗薬、内服薬での治療が効果的です。
皮膚の状態によってそれぞれに最適の治療を行う必要がありますので、まずは医師にご相談ください。
Q.治療後のテープは必ず貼らなければいけないのですか?
A.
治療後1週間は、皮膚を保護し回復を早める為に肌の色に近い茶色のテープを貼ることがありますが、その場合はテープの上からファンデーションなどのお化粧もできますので、ご安心ください。お肌の状態によっては、翌日からテープをはずすこともできます。